RPFといった新しい燃料が現在注目のまととなっています。これは、品質が安定したエコロジーな固形燃料なのです。これから増々多くの産業で利用されるようになるのではないでしょうか。

地球温暖化防止にも重要な藻場再生

藻場は、海岸近くの浅瀬に藻が群生している場所のことを言います。藻は植物ですので、光合成によって二酸化炭素を吸収します。そのため、地球温暖化防止のためには重要な役割を果たしているのですが、地上における森林の減少と同じく、藻場の減少は近年、加速度的に進行しており、その影響が懸念されています。

ただ残念なことに、藻場の減少の原因はひとつに特定できるものではなく、様々な原因から発生していることなので、これを取り除けば勝手に再生する、というものでもなく、人間が積極的に藻場再生への取り組みを行わないとうまくいかないと考えられています。

藻場再生には手入れが必要

藻場再生というと、単純に藻を増やせばいいと考えがちですが、一時期に藻が増えても、継続してその場所に藻が根付かなければ意味がありません。そのためには適正な管理が必要な場合もあります。

例えば、食害を起こす生物を駆除し過ぎると、今度は藻が増えすぎてしまいます。この中から枯れた藻は、海底に沈殿して腐ります。藻が腐ると、水質を悪化させて水が濁り、また硫化水素などの有害物質も発生して、藻の周辺に住む貝類などを死なせてしまいます。そのため、藻を食べる生物も適度には必要です。これらの生物を駆除し過ぎてしまった場合は、人間が藻を間引きしなければいけません。

藻場再生には栄養補給も必要

藻は植物です。当然ながら栄養分がないと育ちません。海にはどこにでも栄養が漂っていると思われがちですが、実際には場所によって栄養が豊富な所とそうでない所が存在します。また、海流の変化なども起こりますから、それまで栄養が流れ込んでいた場所に海流が流れ込まなくなることで栄養補給が途絶えてしまい、これが藻場の壊滅に繋がる場合があります。

食害の場合は、藻を食べる生き物を駆除することで再生が進みやすいのですが、栄養不足が発生している環境の藻場再生は、肥料の投入が必要なので継続的な育成作業に費用と労力をかけ続ける必要があります。

藻場再生は地道な作業

ひとたび海草類が死滅してしまった海での藻場再生は、簡単ではありません。

藻が死滅してしまった原因をきちんと把握していないと、多くの費用と時間をかけても藻場が再生する事はありません。そのため、まずは原因の調査が必要です。

これには、漁業者だけではなく、学術研究者の助けが必要です。原因が絞りこめたら、対処法も決まってきます。しかし、藻は植物ですから、急には再生しません。小さな種や苗から始めて、少しずつ群落を増やしていく地道な作業になります。その間には、藻を食べる生物を駆除し続けたり、定期的に肥料を与えるなど、継続した活動が求められます。

意識して取り組む藻場再生

藻場は海の森林と呼ばれています。海底からみる藻場は幻想的でとても綺麗な景色です。

しかし、その藻場が年々失われつつあります。それは、地球温暖化や海の埋め立てなどによる影響で生物のバランスが崩れ、海藻が育たなくなっていることが原因の一つに挙げられています。

藻場の減少により漁業にも大きな打撃があります。このままにしておくと私たちの食卓に美味しい魚介類が消えるかもしれません。

最近では藻場再生のプロジェクトが各地で行われ、藻場が回復してきています。
他人事ではなく、一人ひとりが意識して取り組むことが大切です。

磯焼け改善の藻場再生

藻場は海の森と呼ばれており、酸素を供給するなど水質の浄化や、産卵や稚魚の保育場として水生生物の生活を支えています。

島国の日本では各地の沿岸域にアマモ場、アラメ・カジメ場・ガラモ場・コンブ場という藻場が存在しており、海域や水深、底質によって異なります。

高度成長期の沿岸域の開発や温暖化の影響により沿岸域の藻場は大幅に減少しています。また、海藻を食べる魚やウニが増えすぎることで生態系のバランスが崩れて磯焼けが起こっています。

この状況を改善させるためにもいち早く藻場再生の取り組みを行う必要があるでしょう。

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